当院の感染予防対策

当院の院内感染対策は、建物入り口から始まっています
どこまですれば安全なのか?
患者さんの家族の事まで考えた院内感染対策・滅菌体制を実現しています

入り口は手を触れずに、自動ドアよりご来院頂けます。
スリッパの共有による感染問題を回避するために、お靴のまま院内・診療室に入って頂けます。
診療室は個室・半個室となっており、プライバシーの配慮はもちろんですが、他の患者様からの飛沫感染・空気感染を予防することが可能です。
治療後は診療室の消毒の徹底と、24時間換気で衛生的な環境を保っております。

滅菌と消毒は異なります。消毒が細菌数の減少を目的としている事に対して、滅菌とは、その名の通り、全ての菌を除去します。当院では、全ての人に感染症があるという前提で全ての器具を一律に滅菌して取り扱う世界基準である標準予防策(スタンダードプリコーション)をとっております。

患者様を守るだけではなく、医院スタッフも感染から守るといった院内感染の高度な考え方です。おおつか歯科クリニックでは、患者様のお口に入れる器具全てに当院の感染予防対策を行なっています。

滅菌の流れについて

① 手洗い洗浄
手洗いで1つ1つ予備洗浄をします。
② 超音波洗浄
目に見えない汚れを薬液と医療用洗浄器にて消毒します。
③ 滅菌
オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)とガス滅菌器による滅菌を行います。

滅菌器具の紹介

オートクレーブ 高圧蒸気滅菌器
当院には2台のオートクレーブがあります。
血液を介した感染のリスクを軽減し、スタンダードプリコーションの考え方に基づいた感染予防対策に対して高いレベルを実現しています。JIS規格に適合し、厳格とされるヨーロッパ規格(EN13060)にも準拠する患者さんやスタッフへ、より安全な診療環境を提供いたします。
ガス滅菌器
歯科現場での導入率はまだまだ低いと言われております。熱を加える事ができない器具でも滅菌可能となるので、より多くの治療器具の滅菌実現が可能となりました。

治療中の安全配慮について

あなたが患者さんとして、おおつか歯科クリニックに来られた時は
以下の流れで「安全性」を実現しています。

診療前
装着されたままの器具では、前の人のものか、自分のものか不安になりませんか?
おおつか歯科クリニックでは、その心配は全くありません。
使用予定の滅菌済みの器具は、何も装着されていてはいけません。
治療の始まるその時に、滅菌済みの器具を開封して装着・使用します。
診療室に入ったら…
診療に使う器具は、診療を始める時に滅菌パックから取り出します。お口の中を洗うスリーウェイシリンジの先も使い捨てのものを使用しています。胸につけるエプロン、コップ、治療器具を置くトレーはお一人お一人使い捨てです。
治療が始まったら…
歯を削る器具、歯石を取る器具は患者さんごとに滅菌して、常に安全な状態で使用しています。また、注射針や薬液などは、お一人お一人使い捨てとなっております。
見えないところでしていること
診療前、診療後は清掃をスタッフ全員で行っています。院内は土足ですが、ルンバで床の清潔さを維持しています。

滅菌の必要性について

これほど滅菌・消毒にこだわるには理由があります。お口の健康を増進する事が歯科医療の目的なのですが、当然、お口の中には細菌がたくさんいます。お口だけではなく、多くの病気の原因は「細菌による感染」です。せっかく健康になる為に通院しているのに、その事が原因で病気になる...。なんだか矛盾していますよね。

また感染症であるが故に、もってかえった細菌は大切なご家族にも感染リスクを与える事となります。いつでも安心・安全で笑顔を提供する歯科医院である為に、万全の感染対策を実施しています。もちろん、働くスタッフにとっても安心な職場でありたいと考えています。